修学旅行・校外学習ワークブック京都編

修学旅行・校外学習ワークブック京都編 page 9/24

電子ブックを開く

このページは 修学旅行・校外学習ワークブック京都編 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
テーマづくりのヒント15あこがれの舞妓さんのこと ? を調べてみると……??? 舞妓さんになるには? 舞妓さんは誰でもすぐになれるものではなく、お座敷に出られるようになるには「仕しこ込みさん」として、花....

テーマづくりのヒント15あこがれの舞妓さんのこと ? を調べてみると……??? 舞妓さんになるには? 舞妓さんは誰でもすぐになれるものではなく、お座敷に出られるようになるには「仕しこ込みさん」として、花か街がいのしきたりや行儀作法、京言葉(花街ことば)を修行しなければならない。中学校を卒業してすぐに置おき屋やさんで修行をはじめる娘さんが多く、なかには置屋さんで修行しながら中学校へ通う場合もある。修行が終わり、舞妓さんになる前の一ヶ月は「見み習ならいさん」としてお茶屋さんの仕事を手伝いながら、実際のお座敷にでるための勉強をする。 そして、置屋さんに表ひょうさつ札を出してもらい、組合にも登録が済むと、いよいよ舞妓さんとしての仕事がはじまる。 五ごかがい花街とはどこのこと? 現在、京都には祇ぎ園おん甲こう部ぶ、祇ぎ園おん東ひがし、先ぽん斗と町ちょう、宮みやがわちょう川町、上かみしちけん七軒の五花街がある。それぞれの花街の舞妓さんや芸妓さんが日頃の芸を披露する「をどり」は、京都を代表するイベントで、「都をどり」、「祇園をどり」、「鴨川をどり」、「京おどり」、「北野をどり」などが有名。 舞妓さんのスタイルは? 華はなやかでつややかな舞妓さんの姿は、江戸時代の室むろ町まち通どおりの呉服問屋の娘さんの姿といわれている。 舞妓さんの日本髪はすべて自分の髪で結い、髪型は何種類かある。舞妓さんになったばかりは「割れしのぶ」という髪型で、2年ほどたつと「おふく」に変わる。祇園祭など特別なときは「勝かつやま山」に結ゆう。 頭にさす花かんざしは1月から12 月まで毎月変わる。お化粧は、最初の1年は下した唇くちびるにしか紅べにをささない。また顔を白く塗ぬるのは、照明器具がろうそくだった時代、薄暗い中でもはっきりと顔が見えるようにとの工夫の名なご残りだとか。 着物は舞妓さんの持ち物ではなく、すべて置おき屋やの女お将かみさんのもの。舞妓さんの厚底の履はき物ものは「おこぼ」という。「北きた座ざぎをん思いで博物館」 かつての北座跡地に、井い筒づつ八やツつ橋はし本ほん舗ぽが開設。祇ぎ園おん町まちの歴史・文化、花か街がいの風物を紹介し、伝統的髪型、著名な文化人の遺品なども展示。定期的に舞妓、歌舞伎、祇園にまつわるテーマの特別展が開催される。おふく割れしのぶ勝山1 事前学習をしよう 舞まい妓こ・芸げい妓こは、江戸時代に京都の八坂神社あたりの水みず茶ぢゃ屋やの娘たちが、参詣者や旅人たちに歌舞伎芝居を真似て三しゃ味み線せんや踊りを披露したことから始まったそうだ。