新選組おもしろばなし百話

新選組おもしろばなし百話 page 15/20

電子ブックを開く

このページは 新選組おもしろばなし百話 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
15ろうか。 小石川の伝通院で結集、直前になり、浪士総督松平上総介から、財政的なトラブルで、急に浪士取扱鵜う殿どの鳩きゅう翁おう(1808 ~ 1869)に最高責任者が代わった。補佐役の取締が山岡鉄太郎(鉄舟)、....

15ろうか。 小石川の伝通院で結集、直前になり、浪士総督松平上総介から、財政的なトラブルで、急に浪士取扱鵜う殿どの鳩きゅう翁おう(1808 ~ 1869)に最高責任者が代わった。補佐役の取締が山岡鉄太郎(鉄舟)、松岡万であった。鵜殿は集結した浪士を7組に分け、一組を30人とした。そして各組に3人ずつ伍長を置いた。編成は次の通りである。 1番隊は根ね岸ぎし友ゆう山ざん(1810 ~ 1890)、山田官かん司じ、徳永大や ま和と、隊士27名。2番隊は武田元げん記き、大館謙三郎、黒田桃とう珉みん、隊士27名。3番隊は常見一郎、新にい見み錦にしき、石坂周造(宗順)、隊士27名。4番隊は斉藤源十郎、松沢良作、青木慎吉、隊士27名。5番隊は山本仙之助、森もり土ど鉞じゅう四し郎ろう、村上常右衛門、隊士27名。6番隊は村上俊五郎、金子正言、西恭介、隊士27名。7番隊は宇都宮左衛門、大内志し津ず馬ま、須永宗司、隊士27名。この他に鵜殿直属の隊士として取締役などを作り、芹沢鴨、池田徳太郎、斉藤熊三郎ら23名が名を連ねていた。 この中で異色の伍長が5番隊の山本仙之助(1818 ~ 1863)である。これはもと祐天仙之助という「バクチ打ち」の親分である。これがその子分20人と用心棒の内田佐太郎まで引き連れて参加したのだ。非合法の職の博打打ちの親分が伍長というのに、何故近藤たち試衛館の人々は一般の平隊士に組み入れ池田徳太郎とその家族新選組結成前