真田幸村時代のおもしろばなし百話

真田幸村時代のおもしろばなし百話 page 10/26

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101第一代 幸村の祖父・真田幸隆 真田氏は東信濃佐さ久くに本拠を置く海うみ野の一族の支流である。天文10年5月13日「海野平合戦」で、幸村の祖父・真田幸ゆき隆たか(幸綱)(1513 ?1574)....

101第一代 幸村の祖父・真田幸隆 真田氏は東信濃佐さ久くに本拠を置く海うみ野の一族の支流である。天文10年5月13日「海野平合戦」で、幸村の祖父・真田幸ゆき隆たか(幸綱)(1513 ?1574)は、本家の海野棟むね綱つなと共に武田氏により国を追われた。幸隆は西上野の妻の実家・羽は尾お幸ゆき全てるの所に行き、その後、箕輪城主長野業なり正まさの元に身を寄せる。そこで形勢を見ていたが、天文13年(1544)頃から武田晴信(信玄)(1521 ?1573)に仕えて旧領を回復。この時幸隆は31歳で信玄は23歳だった。幸隆は信玄の武略、謀略に長たけている手口を見て、すっかり気に入り、信玄も幸隆の才能を知り、旧領小ちいさ県がた郡ぐん一帯の領有を復した。幸隆は自分を認めてくれた信玄の為に大いに働き、信州・西上州にわたって活躍した。以後も武田家の信濃先方衆として活躍し、後の真田氏の礎を築いた。そして、幸隆は、一族の総そう領りょうとなった。「武田家の陰の軍師」「信玄の名参謀」とも呼ばれ、信濃衆(外様)でありながら譜一 真田の一族真田家三代