龍馬おもしろばなし百話

龍馬おもしろばなし百話 page 8/20

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10一 龍馬のルーツとエピソード1龍馬のルーツは、滋賀の坂本だった 筆者は定年でリタイヤして、少しばかり大津の門跡寺院に勤務した時、よく“坂本”へ行き、坂本観光協会(滋賀県大津市坂本)のYさんと親しくなっ....

10一 龍馬のルーツとエピソード1龍馬のルーツは、滋賀の坂本だった 筆者は定年でリタイヤして、少しばかり大津の門跡寺院に勤務した時、よく“坂本”へ行き、坂本観光協会(滋賀県大津市坂本)のYさんと親しくなった。「坂本龍馬のルーツは坂本にありますね。元々は明智の一族で、坂本城落城の際、斉藤利とし三ぞうと関係の長宗我部氏を頼り土佐へ。はじめは、才谷という所に住んでいました。龍馬のあの性格“商売人”のところは、近江ですよ。坂本観光協会も、龍馬を打ち出したいのですが!」と言っておられた。 伝説だが、龍馬のルーツは、美濃源氏土岐氏の庶家、近江国坂本城主・明あけ智ち左さ馬ま之の助すけ(秀満)(1536?~ 1582)で、坂本城が落城の折り、左馬之助の一族が、黄金を“壺”に入れ、長宗我部氏を頼って、土佐の国までやって来たということなのである。 元々、坂本家の先祖・太郎五郎は、土佐国長岡郡才谷村で、一町以上の大農民だった。才谷村の土地は十五町余で、作人は四十五人だったといわれている。坂本家はこの才谷村において、長宗我部時代の末期から、山内家による藩制の前期まで約八十年間過ごし、龍馬の玄祖父の祖父にあたる八兵衛守之(1640 ~1697)が、寛永六年(一六六六)に才谷村から高知へ移住した。八兵衛守之は、上町方面の本丁筋三丁目の借家で、質屋を「才谷屋」として開業し、延宝五年(一六七七)には、酒屋株を買って酒造業も開業し一 龍馬のルーツとエピソード